中国の中央テレビニュース(CCTV News)は、国内に2700万人いる聴覚障害者に手話放送を提供するため、IT大手バイドゥ(百度)と共同で開発したAI手話キャスターを発表した。来年2月に開催される北京冬季五輪・パラリンピックから稼働するという。
このキャスターには、音声認識や自然言語理解(NLU)などの技術を使用した手話翻訳エンジンと自然動作エンジンが搭載。
AI手話キャスターを北京五輪投入。中国国営メディアとバイドゥが共同開発
自然言語処理(Natural Language Processing)とは、人間の言語(自然言語)を機械で処理し、内容を抽出することです。
まるで人間の言葉を理解できているかのような技術ですが、中国のバイドゥ(百度)が、人工知能(AI)によるこの自然言語理解のコンペで、グーグルとマイクロソフトを抑えて首位に立つ快挙を2020年に飾っています。
北京冬季五輪・パラリンピックでの稼働が楽しみです。