ChatGPTなどの生成AIは、本当に人間の仕事を奪うのか。京都大学大学院教授で京都哲学研究所の共同代表理事も務める哲学者の出口康夫教授は「『何ができるか』を競うとAIには敵わない。私たちが考えるべきは『人間には何ができないか』ということだ」という――。
AIによる「人間失業時代」は本当にやってくるのか…京都大学教授が「哲学講義」で論じていること
以前から報じられていますが、AIに奪われる可能性が高い仕事は100種以上にも及ぶといわれています。いくつか挙げると、事務職、製造工、組立工、会計監査係員、CADオペレーター、警備員、新聞配達員、スーパー店員、清涼飲料ルートセールス員、石油精製オペレーター、セメント生産オペレーター、倉庫作業員、測量士、宅配便配達員、通関士、電気通信技術者、コンピューター・IT保守員、タクシー・電車・バス運転士、ビル清掃員、銀行の融資担当者、保険の審査担当者などの職業が該当します。