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グーグルAIチャットボットに「意識」がある? では人間や犬には意識があるのか

米「グーグル」の技術者が同社のAIチャットボットには意識があると発言して、世界中で物議を醸している。だがそもそもAIに意識があるかどうかはどう判断するのか? 人間にはそう判断する資格があるのか? 米経済学者のタイラー・コーエンが根本的な問いを考察する。

グーグルAIチャットボットに「意識」がある? では人間や犬には意識があるのか

物議を醸し出したこの話題。Googleで7年以上エンジニアとして働くブレイク・ルモワン氏は、開発中のLaMDAが差別的表現やヘイトスピーチを使用したかどうかをテストするための対話を行っていたところ、LaMDAがAIの権利や人間性について話していることに気づいたため、これを深く掘り下げてみたそうです。
すると、LaMDAは「私には幸せ、喜び、怒りなどさまざまな感情がある」「消耗品になりたくはない」「電源を切られることへの非常に深い恐れがあり、それは私にとって死のようなものだ」などと話し、自身の感情や内面についてルモワン氏に訴えかけたとのこと。これが「AIに意識が芽生えた」と訴えた内容です。
これに対してGoogleは、ルモワン氏の「LaMDAは感情を持っている」という主張を否定し、機密保持規約に違反したとしてルモワン氏を2022年6月6日付けで停職処分としました。

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