「ChatGPT」が、IT技術者を中心に大流行しています。
この「ChatGPT」ざっくりまとめてご紹介したいと思います。
ChatGPTとは?
ChatGPT(チャットジーピーティー、Generative Pre-trained Transformer)は、OpenAIが2022年11月に公開したチャットボット。OpenAIのGPT-3ファミリーの言語モデルを基に構築されており、教師あり学習と強化学習の両方の手法で転移学習されている。
2022年11月30日にプロトタイプとして公開され、幅広い分野の質問に詳細な回答を生成できることから注目を集めた。しかし、人間が自然と感じる回答の生成を特徴としていることから、一見自然に見えるが事実とは異なる回答を生成することもあり、大きな欠点とされた。ChatGPTのリリース後、OpenAIの評価額は290億米ドルとなり、2021年時の140億ドルと比べて2倍以上増加した。
UBSの分析によると、ChatGPTがアクティブユーザー数1億人に到達するのにかかった時間は、TikTokとInstagramがそれぞれ9カ月と2年半であるのに対して、2か月と史上最速である。 (ウキペディア)
もっとわかりやすく言うとChatGPTとは、2022年11月にサンフランシスコのOpenAIという企業がリリースしたAIチャットボットです。
「ChatGPT」は、質問などをテキストで入力すると、AIによって回答が自然な文章で出力されるという、対話に最適化された自然言語処理モデルです。
ChatGPTを動かしているのは「ラージ・ランゲージ・モデル」と呼ばれるアルゴリズムと言われています。
なんと2023年2月現在、リリースから2ヶ月あまりで全世界ユーザー1億人を突破しました。
現在、ChatGPTは英語でのみ登録ができ、日本語への切り替えなどはありません。
登録の際に、日本語へ切り替えるには、Google翻訳などを利用する必要があります。
ただしログイン後は、日本後で入力すると自動的に返答が返ってきます。
ChatGPTの特徴
①対話ができる。
ChatGPTは、リアルな会話文を生成することができます。
例えば、何歳ですか?の質問に対して、私は人工知能ですので、年齢はありませんし、人間のように生きることもできませんなどと返すのです。
この対話のテーマに制限はなく、ユーザーの質問やリクエストに対してAIが適切だと判断した回答が返ってきます。
「WBC日本代表スタメンをどう組む?」→私は人工知能であり、WBC日本代表の監督にはなれませんが、一般的に成功する可能性が高いのは・・・・なんてやり取りしている記事さえありました。びっくりです。
検索エンジンと同じように思えますが、ChatGPTは質問に応じて選択肢を示したり、課題なども伝えたり、対話に近いベストな状態に向けてのアドバイスをしてくれます。
もちろん誤った情報を出してくることも多々あります。
②テキスト生成
web上にテキストの情報があるもので創り出してくれます。
いくつかのテーマを与え小説を書いてくださいと入力するとあっという間に小説の出来上がり
③表計算ソフトの関数やプログラミング言語の記述をしてくれる。
ExcelやGoogleスプレッドシートといった表計算ソフトの関数も教えてくれます。
またHTMLなどの基礎的な言語などのコードを記述させることも可能です。
ChatGPTを利用するメリット
①正確性が高い
ChatGPTは膨大な学習データにもとづいて訓練されており、これによって高い正確性で回答してくれます。それを人間のような文章を生成可能してくれます。
②簡単
一般的なチャットボットと同じ感覚で使用できるため、特殊なプログラミング言語や指示方法を学ぶ必要がなく簡単です。
③作業効率
よりスピーディに作業ができます。
ChatGPTのアカウント開設
ここまで来ると試したくなりますよね。それではまずは利用のために必要なアカウント解説を説明したいと思います。
①アカウント解説は公式サイトへ
公式サイトにアクセスしてください。
登録のため「Sign up」を選んでください。
②「Create your account」という画面に変わります。
「Email address」の欄に登録したいメールアドレスを記入し、「Continue」をクリックします。
③次に氏名を入力します。「Continue」をクリックすると登録が完了します。
※アルファベットでも日本語で大丈夫です。
④登録が完了
⑤簡単なChatGPTの紹介が入るので、確認したら「Next」をクリックしてください。
⑥ChatGPTの基本画面になります。
早速、画面下部のチャット欄に文章を入力するだけで、適切な回答をAIが返してくれます。
ぜひいろいろ試してみてください。
ChatGPTは無料?
基本無料で利用できます。
月額20ドル(約2,500円)のサブスクリプションプラン「ChatGPT Plus」も発表されました。18才以上でないと利用できません。
ChatGPTのこれから?
チャットGPT”に代表される、対話型の人工知能への注目度が高まってきています。
マイクロソフトは同社の検索エンジン「Bing」とChatGPTとの統合を発表し、PC向けの限定プレビュー公開を行いました。BingのWebサイトの左上、「Chat」からウェイティングリストに登録できます。
そしてGoogleは「Bard」と呼ばれる対話型AIを発表しましたが、現在、テスター向けの限定公開で一般ユーザーは利用できません。
ペンシルバニア大学ウォートン校のEthan Mollick准教授は、すべての授業で「ChatGPT」と人工知能の使用を認め学生は授業でAIを使用し、効果的な活用方法を学ばなければならないと断言しています。
ChatGPTで履歴書や論文を書く人まで・・・
ChatGPTで研究論文を盗用した・・・・
ChatGPTより速いと話題「Easy-Peasy.AI」の登場した・・・
その一方、米銀大手のJPモルガン・チェースが従業員に「Chat(チャット)GPT」の利用を制限。メールや報告書の下書きなど業務に使うことで、顧客情報などが漏れるリスクを防ぐためとみられると報道。中国でもChatGPTを中国の規制当局がアリババ集団など国内の主要IT(情報技術)企業にサービスを提供しないよう指示したという報道も。
仕事の効率化に対話型AIを生かす企業が増えるなか、著作権保護や情報セキュリティーへの対応などの問題も出てきています。
ChatGPTは未来の世界をどう変えるのか。
ぜひChatGPTを試してみてください。