2023年は「ChatGPT」のような生成AIが急激に台頭し、サイバー攻撃を仕掛ける側も防ぐ側も、AIの活用に注目した年だった。国際的な対立が深まる中で、国家が関与する攻撃や政治的動機に基づくハッキング活動が多発。ランサムウェアの猛威が収まる気配はなく、恐喝の手口はますます妙化化・悪質化の一途をたどっている。
2024年はどんな年になるのか。サイバーセキュリティ各社がその予測をまとめている。
2024年に流行るサイバー攻撃は? 注目はやはりAI それ以上に押さえておくべき基本とは
IPAの情報によると個人セキュリティの上位は、下記です。
・フィッシングによる個人情報等の詐取
・ネット上の誹謗・中傷・デマ
・メールやSMS等を使った脅迫・詐欺の手口による金銭要求
法人は下記です。
・ランサムウェアによる被害
・サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃
・標的型攻撃による機密情報の窃取
ランサムウェアとは、身代金を意味する「Ransom(ランサム)」と「Software(ソフトウェア)」を組み合わせた造語。 暗号化することでファイルを利用不可能な状態にした上で、そのファイルを元に戻すことと引き換えに金銭を要求するマルウェアを指します。